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【登壇報告】神奈川県立足柄上病院にて医療DXセミナーを実施しました
このたび当社は、県東部の地域医療を一手に担う神奈川県立足柄上病院様にて、「医療DXの現在地と未来~AI活用による課題解決へのアプローチ~」に登壇いたしました。

足柄上病院様では令和6年度より再整備事業を開始し、地域に根ざした医療体制を強化するため、以下の5本の柱からなる中期計画を掲げておられます。
- 回復期医療(地域包括ケア病棟・リハビリ拡充)
- 感染症医療(第二種感染症指定医療機関)
- 災害時医療(災害拠点病院)
- 救急医療(二次救急体制の強化)
- 医療DX(ICTを活用した未来型地域医療の実現)
今回のセミナーは、特にこの「医療DX」の推進において、
「専門人材が院内におらず、何から始めればいいか分からない」
「忙しい現場の中でDXは雲をつかむように感じる」
といった現場の声を受けて開催されました。
セミナーでは以下のようなテーマを扱いました
- 医療現場における構造的課題とDXの意義
- AI・**生成AI(Generative AI)**を含む最新技術の基礎解説と応用可能性
- 他院で実際に導入が進む事例紹介(AI問診、画像診断支援、カルテ自動要約、受付自動化、生成AIなど)
- 多忙な医療現場でも無理なく始められる段階的導入のヒント
特に、生成AIの活用については、カルテやサマリーの作成支援救急現場での情報整理支援など、医療の質と効率の両立に資する可能性が高いことから、多くの参加者に関心を持っていただきました。
参加者の声(一部):

「生成AIがここまで医療現場で使えるとは思わなかった」



「現実的な内容で、自院でも検討したい」
一方で、次のような貴重なご意見もいただきました。



「DXと聞いて参加したが、病院の効率性ばかりでなく、医療の質そのものの向上にどうつながるかにもっと焦点を当ててほしかった」
こうした率直なご意見も、現場のリアルな声として大変重要であると受け止めております。
当社としても、単なる業務効率化にとどまらず、医療の質の向上に真に寄与するDXのあり方を、現場の皆さまとともに模索してまいります。
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